子どものケガ・急病Vol-3:息が苦しいときや、せき、喘息のとき
2022-10-28
子とものせきや喘息について
せきは、気管や気管支に侵入するウイルスや細菌、異物などを排除するための反応であり、苦しさのないせきは心配ありません。
あわてすに、ます子ともの様子をよく観察することが大事です。
家庭での対処方法
- せきが激しいときは、加湿器を使ったり、濡れタオルを干して部屋を加湿したり、口もとに蒸しタオルなどをあててください(ただし窒息しないよう、口そのものは覆わない)。
- 横に寝ると苦しいときは、上体を起こして何かにもたれかかる姿勢にし、コップ1~2杯の水を飲ませ、大きく息を吸ったり吐いたりを繰り返させてください。
- 喘息の薬があらかじめ出されていれば、医師に指示されたとおりに使ってください。
注意すること
- せきが激しくて食事がとれないときも、水分だけは飲ませてあげてください。
- 喘息の薬は使い過ぎるとドキドキしたり、吐いたりするので、医師の指示どおりに使うこと。
様子をみて大丈夫なとき(通常の診療時間を待って受診)
- 呼吸が苦しくなく、横になって眠っていられる
- 眠りかけや朝起きたとき、走った時にせきが出るが、あまり支障なく生活できる
- 睡眠、食事、運動が妨げにならないで、熱もない
- 自宅での対応で症状がよくなってきた
早めに受診した方がよいとき
- 顔色やくちびるの色が青い時(至急、受診が必要)
- 呼吸が苦しそうで顔色も悪いのに、ゼーゼー、ヒューヒューがほとんど聞こえない(至急、受診が必要)
- 呼吸が困難で横になれない、または苦しくて動けない
- 呼吸が早い、または走ったあとのように肩で息をする
- 吸うときに胸がふくらまず、肋骨の間や下、鎖骨の上、のどの下がくぼむ
- 吸うときに胸がくぼみ、お腹だけふくらむ
- 鼻の穴がヒクヒクする
- 犬の遠吠えやオットセイの鳴き声のようなせき込み
- 何かを飲み込んだ後に、急にせき込みだした
休日・夜間にケガや急病で困ったときは
◆小児救急電話相談(時間19:00~翌朝8:00)
プッシュ回線携帯電話 #8000
プッシュ回線以外市外局番が092及び0942 0952-24-2200
◆受診できる医療機関の確認は
99さがネット https://www.qq.pref.saga.jp/
出典:「こんな時どうする?」佐賀県小児救急医療パンフレット
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