子どものケガ・急病Vol-7:けいれん(ひきつけ)をおこしたとき
2023-01-27
けいれん(ひきつけ)について
けいれんとは、からだ全体やからだの一部がつっばったり、ピクピクしたり、脱力したりすることです。
家庭での対処方法
- 周囲に危険物があれば、取り除いてください。
- 平らなところに寝かせ、けいれんの途中、はいても吸い込んざ窒息しないよう、顔を横に向けてください。また、呼吸しやすくするため、頭をうしろにそらせたり(ただし、首がつっばっているときは無理はしない)、きつい衣服を着ていたら衣服をゆるめてください。
- 目の位置(白目を剥いている など)や手足の状態を見て、けいれんの持続時間を測定してください。
注意すること
- 口の中に物や指を入れない。
けいれんのときに舌やくちびるをかむことがありますが、これは、けいれんのはじめだけに起こることです。むしろ、指や物を入れることで、口の中を傷つけたり、歯が抜けたり、舌を押し込んで窒息するもとになったりするので危険です。 - ゆすったり、たたいたり、また、飲み物や飲み薬を与えたりしないでください。
- けいれんの後に眠ったときは、単に疲れているだけなのか、意識がないのかを声をかけるなどして確認してください。
様子をみて大丈夫なとき(通常の診療時間を待って受診)
けいれんが1回だけで、しかも短時間(概ね4~5分以内)に治まり、いったん目をあけたあと、周囲の呼びかけに反応したり、泣いたりしたとき。
早めに受診した方がよいとき
- はじめてけいれんを起こした
- 頭を打ったあとにけいれんを起こした
- けいれんを2回以上、繰り返した
- けいれんが長時間(概ね4~5分以上)続く
- けいれんのあと、しばらくたっても反応がなく、意識が戻らない
- けいれんのあとに繰り返して吐く
- 顔色が悪い
- あわをふいている
休日・夜間にケガや急病で困ったときは
◆小児救急電話相談(時間19:00~翌朝8:00)
プッシュ回線携帯電話 #8000
プッシュ回線以外市外局番が092及び0942 0952-24-2200
◆受診できる医療機関の確認は
99さがネット https://www.qq.pref.saga.jp/
出典:「こんな時どうする?」佐賀県小児救急医療パンフレット
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